もともと焼きごてなどで木を焦がして絵を描くというアート技法は、日本のみならず、世界でも古くから一般的に存在していたようです。
ところが日本では明治以降、当時の美術界からはあまり受け入れられず、以降長らくの間、世間でも脚光を浴びる事もなく、一部の限られたアーティストの間で継続されていたようです。
そんな中、昨今の趣味の多様化などの影響か、ここ20年位の間でアート教室などを通じて、老若男女問わず、多くの方々に気軽に始められる趣味として親しまれ始めているそうです。
 
などと書いてみましたが、「焼き絵」とは読んで字のごとく、「焼いた」「絵」です(笑)
詳しくはこちらの外部リンクをお読みください→http://www.woodburning.jp/woodburning/
 
私あまづくしは、ひょんなきっかけからこの焼き絵を始めたのですが、最初は半田付けに使われる工業用のハンダゴテを絵筆代わりに、かまぼこ板に絵を焼いて描きました。ハンダゴテの持ち手から先端までが10cm以上もあって、先っちょぷるぷる震わしながらの制作でしたが、洗っても落ち切らなかったかまぼこまで一緒に焼いて、そこから立ち上る香ばしい匂いに包まれながらの制作となりました。
なんか楽しく没頭出来たんです。あるいは、少し大げさかも知れないですが、自分がこの世に生まれた証みたいなものや、色んな表情を見せるキャラクター達を、文字通り何かに焼き付けたくなったのかもしれません。
 
初代
電熱式工業用ハンダゴテ【初代】(左写真)
コンセントにプラグを差し込むと3分位でオレンジの持ち手から左部分が100度以上の高温になります。(スイッチなし)
二代目
電熱式工業用ハンダゴテ【二代目】(左写真)
持ち手から先端がだいぶと短くなりました。とっても使いやすくなりましたが、難点は2つ。今回電源ON/OFFのスイッチが付いたものの、USB端子接続専用のため、PC本体からコードを引っ張って使用しないといけないので、いちいちまどろっこしい(写真はコードないですが、お尻部分にコードが付きます。)のと、金属部分横に電源が入ると強制的に光るライトが付いているんですが、これが逆に、焼いている線を見づらくするんです。(ライト部分はアクリル絵の具で塗りつぶしました。)
三代目
電熱ペン【三代目】(左写真)
ウッドバーニングで使われている作画専用のペンです。ペン先も線の太さに応じて何種類か変えられます。普通にコンセントで、スイッチも付いて、持ち手もゴムが付いてて持ちやすく、言う事なしですね。
四代目
電熱ペン【四代目】(左写真)
​三代目の機能に加え、10段階の温度調整、それに伴いペン先の最高温度も大幅に上昇し、作業スピードもかなり効率化。
下書き
制作過程(木に焼き付ける場合)
コピー用紙にシャーペンで下書きをして、ある程度下書きが出来たら木のキャンバス(当初は油絵の布貼る前の木製ジャケットパネル判を使用)の上にそのコピー用紙を敷きテープで固定して、紙と木の間に転写用のカーボン紙を挟み込みます。そこから赤ペンで下書きの線をなぞっていきます。
本番
今度はキャンバスに転写した線をなぞって焼いていきます。ここまで来たら後は線をなぞるだけなので、点描画をするような感じで、ゆっくり慎重になぞります。線に勢いが欲しい時は木を削るように唸りながら焼きますが(笑)
 
ちなみに焦げ臭さと煙はよほど焦がさないと出ないと思います。
 
もひとつちなみに写真は二代目使用時代のライト塗りつぶす前のものなので、一見ライト便利そうですが、やはり見づらいです。
 
(なんかこの写真だけ白黒やし)
完成です!
作品

現在は画用紙をメインのキャンバスにしているので、紙使用時の制作過程もお届けできればと思います。

完成